ゼロドロップランニングシューズ「アルトラDUO 1.5」レビュー
実は昨年11月に右足中足骨を疲労骨折して走れなくなりまして、3月からランニングを再開、徐々に距離を伸ばしてるのですが、リハビリ後に足の形が変わってしまったようで今まで履いていたランニングシューズが足に合わなくなりました。
簡単に言うと縮こまっていた足の指がしっかり伸びてくれたようで、その指が自由に使える「フットシェイプ」と「ゼロドロップ」が特徴のアルトラのシューズDUO 1.5をゲットした次第。
厚さ5mmのふわふわインソール
足を入れて最初に感じたのはふわふわの履きごこち。「え?こんなにミッドソール柔らかいん?」と驚きましたが、それもそのはず。インソールを取り出してみるとめちゃくちゃ厚くてふわふわ。
アルトラDUO1.5のインソール。厚さはなんと5mmもあるそうです。
ゼロドロップ、前足部幅広のホシノインソールをゲット
ゆっくり走る分にはこのふかふかインソールはやさしくて良いのですが、ちょいと本気だすと足が靴の中で動いてしまう感じがあるので、アルトラと同じコンセプトで相性の良い、ホシノインソールをゲット。
DUO1.5にホシノインソールを入れて16kmジョグしてみた感想
そんなわけで、早速90分ほどのジョギングをしてみましたが、率直に言いますと最高でした(笑)足の指が自由に使えるので踏ん張りも効くし、 オーバーストライドにならないからヒールストライクを自然と回避できてミッドからフォアの着地を促されるので、いつになくリズミカルに走ることができました。
また、ホシノインソールのおかげで扁平足の私でもシューズが吸い付くようにフィットしてくれて、足裏の感覚をしっかり感じながら走れたことも大きなポイントですね。
ふかふかインソールを取り替えたので着地感が大きく変わるかと思いましたが、ミッドソールもそれなりに柔らかいので、特に硬いと感じることもなく、むしろ衝撃吸収と反発のバランスが非常に良くなった感じがしました。
ゼロドロップの最大の効果は正しい姿勢で走れること
つま先とかかとの高さが同じ「ゼロドロップ」の効果は思っていたよりも大きく、DUOを履いて1週間程で、私のランニングフォームは自分でもわかるくらい変わりました。なかなか言葉では説明しにくいのですが、後傾気味の骨盤がしっかりと立ち、腰高になって自然と胸を張ることができて普段、猫背気味の背中もまっすぐになり、自然とあごも引けている状態・・・といえば伝わるでしょうか。姿勢が良くなったおかげで骨盤(股関節)がスムーズに動くようになり、無理なく楽に走れるようになりました。
本来使うはずの筋肉が動いていないことに気づく
正しい姿勢で走れるようになると、今ままでドロップが着いたシューズを履いていた時には動いていなかった筋肉が使われるようになるため、最初はふくらはぎに張りが出たりします。話には聞いていましたが、私もやはりふくらはぎと前腿に張りが出ました。ただ、最初から長い距離を走らず、徐々にゼロドロップに慣れていけば、自然に張りもなくなるので問題はありません。
さいごに
ついこの前、アルトラDUO 1.5でインターバルをしてみましたが、後でタイムを確認してみたら楽に走っていたつもりだったのに3:00/kmを切れて、ケガをする前より速く走れていて驚きました。幸いにも今の私にはアルトラのランニングシューズがぴったり合ってくれたようですが、 ランニングシューズはその人の走り方や足の形で合う合わないがありますので、誰にでもおすすめというわけではありません。ただ私のように一度正しい姿勢にフォームをリセットしたいとお考えの方には非常に良い選択肢のひとつではないでしょうか。