インスタグラムやフェイスブックの影響でしょうか。誰かがやっていたから良さそうみたいなノリでショートインターバルや坂道ダッシュをする人を良く見かける気がします。確かに速くなるためには有効な練習ではありますが、時間がないので手っ取り早く速くなりないという動機の人が多く、見ていてヒヤヒヤしてしまいます。なぜならば、まだ足腰も出来ていない初心者なのにショートインターバルなどの高負荷トレーニングを続ければ確実にケガをするからで、実は私自身もそんな失敗をした1人だからです。
走行距離を増やしたくない、でも速くなりたい
コツコツ地味な走り込みを続けるのは誰だって好きではないでしょう。大迫傑さんだって「退屈」だって言ってたし、服部勇馬さんだってサッカーのほうが楽しいってインタビューで言ってましたから。だからビギナーランナーが足腰を作るための地味な走り込みをしたくないのも当然なんですけど、坂道ダッシュやショートインターバルは短い時間で済む分、とても高い負荷をかけるトレーニングで、足腰ができていないとその高負荷に身体が耐えられないのも当然なわけなのです。
いきなり100kgのダンベルはあげられない
ウェイトを使う筋トレで例えればすぐに理解出来ると思うのですが、全くウェイトトレーニングをしたことがない人に100kgのダンベルを持たせたらどうなるでしょう。重た過ぎてトレーニングにならないばかりか、それでも無理にやればケガをすることは火を見るより明らかですねよ。ランニングの高負荷トレーニングもこれと同じことで、月間走行距離が100kmに満たない足腰ができていないのに坂道ダッシュをやり続けたワタシは、見事に股関節を痛め4ヶ月の治療と休足を余儀なくされました。
スピード練習は地味な毎日の走り込みがあってこそ
ケガが治ってからの私は、ゼロから出直すつもりで走り込み中心のメニューを心がけました。今でもそうですが、むやみにインターバルはやらず、1週間の走行距離60〜70kmのうち、スピード練習と呼べるものは週に1度行うTペース走だけです。それでも少しづつではありますが、確実に速くはなっていますから。
まとめ
誰でも速くなりたいし、ラクに走りたい。私もその気持ちは充分に理解できます。でも、はっきり言ってランニング上達に近道などありません。これはランニングに限ったことではなく、多分、全てのことにあてはまることではないでしょうか。もしカンタンに上達する方法があったとしても、近道をした分、必ずどこかにしわ寄せがくるようになっています。長く続けるためには地味なことを続けることが、一番の近道だと信じて、これからもも走り込みを続けるつもりです。
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